今日はフィットネスクラブでのグループレッスンでした。
この『FUNコーディネーション』と名づけたクラスも始まって2ヶ月が経過しようとしていますが、ありがたいことに根付いてきており、リピーターの方も多くご参加いただいております。
参加者の方々の『身体の感覚』に対する気づきについて。
コアコンディショニングは『運動学習』というテーマのもとに、エクササイズをプログラムしています。
身体の変化に対する気づきをとても重要視しています。
その気づきを誘導するために、グループセッションでは、『バーバルコマンド』に工夫を凝らすようにしています。
パーソナルセッションでは、見本を見せたり、細かく指導することで気づきを誘導しやすくなるのですが、多数の参加者がいらっしゃるグループセッションでは、それがなかなか難しい。
同じひとつの言葉でも、気づきを持てる方と持てない方がいます。
なので、同じ動作でも言い回しや言葉を変えて、誘導していきます。
そんな工夫をしていると、今日は身体の感覚に気づきを持てる方が少しずつ増えてきていることに、自分自身が気づきました。
エクササイズ後の身体の変化はもちろん、エクササイズ中の身体の動き方に対して気づきが持てるようになってきているようです。
いつもと身体の動き方が違う、いつもより動きが軽くスムーズに動く、などなど。
そんな言葉が少しずつですが、耳に入ってくるようになってきました。
自分の身体を知り、自分の身体を感じ、自分で身体を動かす。
簡単なようで、意外と難しい。
でも、これが重要。
セルフコンディショニングとして普及させていくには、とても重要です。
気づきを持つことで、身体と対話する機会が増え、調子の良し悪しで、エクササイズを選択するなど。
あるトップアスリートは・・・
ア:『今日は、胸椎7番の動きが悪い…』
なんて言葉を口にするそうです。
すかさず、トレーナーが・・・
ト:『そんなん、分かるわけないやろ~』
ア:『分かりますって』
『動かしますよ~』
ト:『!!!!!!!!!!!!!』
『ほんまに動いとる…』
身体の感覚が鋭くなり、気づきを磨きあげると、椎骨のひとつひとつを動かせるようになる、みたいです。
人間というか、ヒトという脊椎動物の、奥底にある本当の機能を垣間見た気がします。
身体に対する気づきを磨いていく。
それが、不定愁訴に気づくということにもつながります。
我々、運動指導者・トレーナー・インストラクターは、気づきを持つためのお手伝いは出来る。
そして、身体の状態に対しての指導は行える。
でも、最終的には目の前にいるクライアント次第。
自分の健康は自分で作るという意識を持ってもらい、自立をゴールと位置づける必要がありますよね。
それが達成されたときが、仕事冥利につきる、って思いませんか?
身体の感覚。
人それぞれに、捉え方は違うにせよ、本来持っている『ヒトという動物の構造』は変わらないはず。
気づきを持たせるため、そこにある『こころ』を大切にしていきたいですね。
りょうき
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