こんにちは!コンディショニングトレーナーの平野です。
“運動連鎖”という言葉を聞いたことがありますか?人が動くときには必ずこの運動連鎖が起きています。
運動連鎖にはパターンがあり、これが破綻してしまうと体に不調が起きたり、スポーツのパフォーマンスが上がりにくかったりします。あまりなじみがない言葉かもしれませんが、健康に楽しく生きていくうえで大切なポイントです。
今日は骨の運動連鎖についてみていきましょう!
運動連鎖とは
『ひとつの骨の動きが、隣接する骨の動きに影響を与える』と定義されています。
例えば、腕を上げる動作をした時、上腕骨が動けば隣り合う肩甲骨や肋骨など…これらも一緒に動きます。これが運動連鎖です。
運動連鎖のパターン
運動連鎖には2つのパターンがあります。
上行性運動連鎖
上行性運動連鎖は下から上の動きにつながるパターンのことです。
例えば、動き出すときに足が先に動いてあとから上半身がついてくるパターンです。サッカーをやっている(やっていた)方はこのパターンで動かす癖がつきやすいです。
下行性運動連鎖
下行性運動連鎖は上から下の動きにつながるパターンのことです。
例えば、動き出すときに上半身が先に動いて体重の移動で足を出すようなパターンです。普段デスクワークで、座ったままものを取ろうと手を伸ばすことが多い方はこのパターンで動かす癖がつきやすい場合が多いです。
この2つのパターンは、どちらもスムーズに行えることが理想です。
文字だけだとイメージしづらいかもしれないので、あなたの運動連鎖のパターンのクセがないかどうか、見てみましょう!
運動連鎖パターンチェック
上行性運動連鎖と下行性運動連鎖、どちらがあなたの主な動きのパターンか、見ていきます。
✔足を肩幅ほどに広げて足の裏はその場につけたまま体をひねります
※誰か他人に見てもらうか、動画を撮ってみてチェックしていきます!
足、骨盤が先に動いて、上半身と腕が回る人→上行性運動連鎖のパターン
手、上半身が先に動いて、足が後から回る人→下行性運動連鎖のパターン
主観でチェックする時は、少し意識してみて、骨盤から動かす・手から動かす
この2つを行ったとき、どちらがやりやすいですか?やりやすいほうを上記に当てはめると見えてくると思います。
人の動きを見てみると、苦手な方はなんかぎこちなくて面白かったりしますよ😂
おわりに
苦手な運動連鎖のパターンは、動き方を覚えてしまえばできるようになります!
今回は少し難しいお話になりましたが、体を効率よく動かすためには外せないポイントになります。
◎運動連鎖とは、ひとつの骨が動くと隣り合う骨も動くこと
結果、これを頭に入れておいていただければオッケー!(笑)
連鎖パターンのチェックもぜひ行ってみたくださいね!
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